「噛めば噛むほどコカの味」
BBCのFrom Our Own Correspondent(5月13日)で、
"Evo Morales(ボリビアの新大統領)used to be a coca leaf grower and cut
his political teeth campaigning on their behalf."と言っていた。cut your
teeth on sthは、to get your first experience of doing something by practicing
on something simple (Longman)の意。
このBBCの記者は、ボリビアからのレポートの中で、「コカの葉を現地の人に勧められ、噛んでみた」と彼自身の実体験(と感想)を語っていた。「(歯で)噛んだ」という表現が伏線となって、後に来る"Morales
cut his teeth campaigning on their behalf."と続く。この場合のtheirは、コカの栽培をしている多くの農夫たち。これは軽く「座布団一枚」でした。お見事!
"Happy Slapping"という名の『人間狩り』
5月18日のABC Nitelineのpodcastでこの表現を初めて聞いた。
"One teenager ― it is usually a teenager ―
attacks an unwitting passerby while another films the assault on
a cell phone. The clip then spreads like wildfire, presented as
an amusing blooper sent from phone to phone, posted on the Internet
or e-mailed."
10代の若者に多いらしいが、武装した一人が見知らぬ人にいきなり殴りかかり、怪我をさせる(死亡させることも)。もう一人はその一部始終を携帯の動画に録画し、他の携帯へ送ったり、インターネットに載せて「楽しむ」のだという。
レポートの中でも、犯罪の卑劣さとその行為を示す"Happy Slapping"にはあまりにもギャップがあり過ぎると言っていた。全くもってその通り。犠牲者に多いのも若者らしい。
ABCのサイトで確認したら、タイトルは'Happy Slapping' Spreads in Londonとある。hapとslapで韻を踏み、後半は[n]の音でまとめ(まあこれは地名なので偶然とも考えられるが)、アクセントでも「強弱強弱強弱強弱」とリズムが取れている。声に出して読むと語呂がいいのが分かる。語呂がいい分、余計に事の深刻さが軽んじられて伝わるような気がしなくもない。
日本ではこの"Happy Slapping"はまだ聞かないな、と最初は思った。でもよく考えてみると『オヤジ狩り』がある。携帯の動画に撮っていないというだけで立派な?"Happy
Slapping"だ。
日本では小学生がマンションの高層階から投げ落とされ、下校中に絞殺され、ダンプに跳ねられて血だらけで意識がないまま山中に置き去りにされる。レポートを聞いて「ロンドンは恐ろしい」と一瞬思ったが、今は日本が数枚上かもしれない。
「有閑マダム」を英語で
答えを先にすると、ladies who lunch。他にも意訳するにはいろいろあると思うが、ニュアンスも含めてほぼドンピシャなのが先の表現。BBCのFrom
Our Own Correspondent(5月13日)でも出てきた。直訳すれば「昼食を取る婦人たち」だが、「ジーニアス大辞典での定義は、「金持ちの有閑夫人たち(高級レストランでの昼食会に来る時間と金がある)」とある。
会社勤めを始めて20年近く経つが、新年度が来るたびに仕事が増え、外へ「ランチ」どころではない。最近では、「社食で暖かいものが食べられればいいや」と開き直れるようになった。だからたまに外部の人と「渋谷でランチ」の話があっても恥ずかしながら店を知らない。でもできれば
"gentlemen who lunch"(パロってみました)の仲間入りをしたいと思う今日この頃。
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