ドットコムとモルタルの向こう見ずな戦い But this holiday, the Internet has lost the frenzied quality it had in last few years, which featured madcap battles among startups like eToys and established companies like Toys "R" Us trying to fend them off. [The New York Times Nov 5, 2001] 昨日に続いて、ネットビジネスの話題を取り上げよう。 eToysも、昨日とりあげたWebvanのように、株式公開し莫大な資金を集めて、華々しく展開をしていたが、これもまた同じようにつぶれた。ネットを通じておもちゃを売るという商売だ。大きくメディアに取り上げられ、名前とURLは浸透したこともあり、倒産後にeToysという名前とURLは買い手がついた。 このニューヨーク・タイムズ紙の記事によるとAmazon.com(アマゾン・コム)は、昨年のクリスマス以来2年連続で、サイト訪問者の数がもっとも増えている小売サイトだという。消費者向けのサイトしてのブランドネームを確立し、なおかつ、いまだ生き残っている数少ないオンラインショッピングサイトということだ。 とはいえ、このAmazon.comも、未だ黒字は計上していないのだが。 frenziedは、「熱狂した」とか「逆上した」という意味。frenzyから派生している。 madcapは、「向こう見ずな、軽率な」といった意味。madcap battlesは「あと先考えない戦い」といったところだろうか。 startupsは、日本語でもスタートアップということもあるが、既存の大企業に対して、できたばっかりの新興企業のことをいう。日本では、ベンチャー企業という言い方がもっとも一般的でしょうね。単数形は、もちろん a startup。 fend offは、「(打撃など)をかわす、はらいのける」。"fend off an attack"などと使う。語源は、defendと同じ。 本日の文の内容は次のとおり。 しかし今年の(クリスマス)休暇には、過去数年にeToys(イートイズ)のような新興ベンチャー企業とToys"R"Us(トイザらス)のような既存の大企業が繰り広げた大胆な戦いに彩られた、きちがいじみた性質をインターネットは失った。 (Nov 5, 2001) |