ネットバブルが弾けて瀕死の状態ではあるが... As the dot-com bubble burst, a broad spectrum of technology industries that were supposed to benefit from the Internet's exponential growth turned moribund. [BusinessWeek Online Nov.14, 2001] ◆記事全文◆ 本日の文は、ビジネスウェークの "Seeing the Net with Clearer Vision " タイトルがついた記事から。 サブタイトルは、 "After cockeyed optimism gave way to extreme pessimism, an understanding of how the Web will really work is finally emerging " となっている。 cockeyedとは、「歪んだ、偏った」ということ。 つまり「歪んだ楽観主義が、極端な悲観主義へと取って代わり、ウェブが本当にどういった働きをするのか、ようやく明らかになってくる」という副題だ。 記事の内容は、特に目新しいことを言っているわけではないが、現在の状況をさまざまなデータや実例とともに、うまくまとめてくれているので、一読に値する。 以前も言ったが、バブルが弾けるの「弾ける」は、この文のように burst とか bust といった単語を使う。 spectrumは、電磁波のスペクトルムのことだが、一定の広がりのことを言う。a broad spectrum of とは、「広範囲の」と言った意味だ。 exponential、「急激な、幾何数的な」という意味。exponential function というと「指数関数」になる。 moribundは、「死にかけている、瀕死の」という意味。ラテン語で「死ぬ」を意味する mori が語源だ。 be supposed to という表現は、あまり日本の学校英語で習った記憶がないのだが、アメリカ人は、本当に良く使う言い方だ。文脈によっていろいろな訳し方ができるのだが、「〜をすることになっている」というような意味。 例えば Are you supposed to go to the office tomorrow? と言えば、「明日は、会社(オフィス)に行くことになっているの?」 You are not supposed to do that! と言えば、直訳調に訳すと「あなたはそんなことをしてはいけないことになっている。」 つまり「そんなこと、しちゃだめだよ。」ということ。 この場合の supposed の発音は、たいてい サポゥズ ではなく、最後の s の音が濁らずに サポゥス となる。 supposed to は、サポゥストゥ とうような発音。カタカナでは正確な発音は表せませんが。 本日の文の内容は、次の通り。 ドットコムバブル(インターネットバブル)が弾けて、インターネットの急成長の恩恵を受けるはずだったあらゆる技術産業は、瀕死の状態となってしまった。 (Nov 13, 2001) |