コラム 英語とのつきあい方 ビジネスパーソンに必要な英語コミュニケーション能力を伸ばす方法
Vital Japan 代表 小田康之
音読で英語の基礎体力作りを 音読はスポーツに例えれば基礎体力作りだ。野球をやるにも、サッカーをやるにも、テクニック以前にまずは最低限の体力がなければ始まらない。英語のコミュニケーション能力も同じことだ。 音読をするにあたり重要なことは、まずはネイティブの発音を聞いて真似ること。ラジオ講座の放送やCDを大いに活用しよう。もともと通訳の訓練で使われるシャドーイングという方法から始めるのも良い。これは、ネイティブの発音を聞きながら、すぐ後を追って繰り返す方法。これによって英語のプロソディをある程度身につけてから、テキストの音読を繰り返すとよいだろう。プロソディとは、その言語特有のイントネーションやリズムのことだ。これが崩れていると、通じないということも起こり得る。 それから重要なことは、意味を考えなら繰り返すということ。機械的に棒読みしているだけでは、時間の無駄だ。自分が発音している英文の意味を考えながら繰り返すことは、その英文を自分に定着させるために大事だ。 そして最も重要なことは、憶えるまで声に出して繰り返すということ。 最初からあまり欲張らないほうが良い。NHKの英語講座のテキストを使う場合、もしその進行が早すぎると思えば、1日分のテキスト本文を1週間繰り返し続けても良い。放送の進行にとらわれず、自分なりの日程に作り変え、その日程をテキストに書き込んでしまえば問題ない。ポイントは、必ず憶えるまで繰り返すこと。そして、1週間後、1ヵ月後に憶えているか、復習してみることだ。 基礎体力作りである音読は、地味な作業のため、とかく挫折しがちだ。それを成功させるには、次のようなことを実行すると継続可能だろう。 1)到達目標を明確化すること(NHKの半年分の講座のテキストを暗唱できるようになる、など) 2)目標への到達スケジュールを具体的に記し、その日は何をやれば良いか明確化しておくこと。それを1週間ごと、1ヵ月ごとにレビューする。 3)1ヵ月ごとのレビューの際、もしその時点の目標に達していれば、目標達成の小さなお祝いを自分する。(普段は行かない高級レストランに行く、など。) 4)オフラインの英語勉強会やネットでの英語勉強コミュニティなどに定期的に参加し、実際に英語を使ってみたり、他の学習者との交流で刺激を受けたりする。 ■筆者が主宰するプロフェッショナルネットワークVital Japanでは、政策勉強会のほかにも中級レベルの英語勉強会も開催しているのでそちらを覗いてももらうのもよいだろう。 ■コラム: NHK英語講座を音読教材に使う方法 このようにして、基礎体力がついてゆけば、後は自分の携わる分野の専門用語というテクニックを習得してゆけば、ビジネスパーソンに必要な英語力が十分身につくはずだ。 さらに、ネットを活用して、英語ニュースを読んだり、聴いたりしてゆくといったことによって、ボキャブラリーや表現方法が豊かになり、ますます技に磨きがかかってゆくことだろう。 【音読用教材の例】 ■英会話・ぜったい・音読 【入門編】―英語の基礎回路を作る本 国弘正雄 編 (CD付) ■英会話・ぜったい・音読 【標準編】―頭の中に英語回路を作る本 国弘正雄 編(CD付) ■英会話・ぜったい・音読 【挑戦編】―英語の上級回路を作る本 国弘正雄 編 (CD付) 私の英語勉強法 〜大統領の英語でプレゼンテーション能力の向上を
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