どの講座も、利用者の関心を引くように多彩なプログラムと内容が組まれていて、テキストを眺めるだけでも楽しい。これで一冊350円程度なら、テキストをざっと眺めて巻末のコラムを読むだけでも十分にモトがとれるだろう。
▼英語を話せるようになるための使い方
まずは、英語でコミュニケーションができるようになりたいのであれば、少し簡単なテキストを繰り返し音読するのがよい。ラジオ講座の場合、基礎英語1や2のレベルの内容がテキストを見なくても、口から出てくるようにすることが第一歩だ。
ここで大事なのは、「読んで理解できる」ではなく、「読まなくても口から出てくる」ことだ。なので、音読用のテキストには、やや簡単なレベルの講座を選ぶこと。英語を話すということは身体運動なのだから。
ビジネスパーソンには、音読用の教材としては入門ビジネス英語が特におすすめだ。この講座では、オフィスでよく使う表現が網羅されている。通常必要なビジネス上の会話はこの講座レベルの英語口からでてくるようになれば、全く問題ない。まずはこの講座の表現が、テキストをみなくても口からでてくるようになることを目指そう。
講座の名称が何度もかわってきたが杉田敏さんが講師を務める実践ビジネス英語は(当初「やさしいビジネス英語」という講座名で知られたNHK英語講座最上級の放送)もとてもおすすめだ。今のアメリカのビジネスの話題が取り上げられ、使われる表現もトレンドを十分に取り入れている。ただし、レベルが非常に高いので、既に会話には不自由しない上級レベルの人でない限りは、繰り返し音読する教材として使うのは避けたほうが無難だろう。内容を聞いたり、読んだりして、気になった表現を覚える程度でも十分だ。
▼挫折しないコツ
放送の進行どおり、きちんと毎回ラジオやテレビを視聴し、音読を繰り返してゆく。
これができるのであれば、言うことはない。
もしこれが難しければ、自分のペースにテキストを作り変えてしまおう。1週間分を1ヶ月でこなしてもいい。テキストの該当ページに、自分が取り組む予定の日付を最初にいれよう。それが無事達成できれば、該当日に×印で消してゆく。音読した日付を記し、回数を正の字で記録してゆくのも良いだろう。
音声は、放送を自動で録音しておくか、別売りのCDを利用しよう。
自動でラジオ放送を録音し、外出先でも繰り返し聞くことができるトークマスターという携帯プレーヤー
も発売されているので、これを利用するのも便利だろう。このトークマスター
は、NHK語学講座をタイマーで予約録音でき、そのまま携帯プレーヤーとしてどこでも聞くことができるだけでなく、ボタンひとつでセンテンスをリピート再生したり、シャドーイングをする自分の声を録音したりもできるので便利だ。
それでもモチベーションが持続しないという人は、英語勉強会に参加してみることをおすすめする。
東京には様々な英語勉強会や英会話サークルがあるので、
こちらの英語勉強会リンク集をみて、自分に合いそうな勉強会に参加してみよう。同じように勉強している同好の士からきっと刺激を受ける事ができるはずだ。
■私の英語勉強法 〜大統領の英語でプレゼンテーション能力の向上を
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