アメリカでも『ご利用は計画的に』
"Let's put off today what we can worry about tomorrow."
ABC News Nightlineの"Living in Debt"(04/15)での表現。クレジットカードに頼り切ったアメリカ市民の生活を批評したもの。「明日は明日の風が吹く」のだから、「今日は使っちゃおう」ってな感じ。ラテン語からきた表現で、carpe
diem ('seize the day')「今日を楽しめ」という言葉がありますが、それを地で行ってるのが上記のアメリカ市民と言ったところか。
元の表現は、Don't put off till tomorrow what you can do
today.で、これをパロった様々なバリエーションあり。
BBC特派員の「ハイテク耳掃除」
"I was always taught not to put anything in my ear smaller
than my little finger. Twizzling cotton buds around the inside of
my ear canal could cause damage."
BBCのFrom Our Own Correspondentという番組で、東京特派員のChris
Hogg氏が新宿の『ハイテク耳掃除サロン』に初挑戦した体験レポート(5分)での冒頭の言葉。この後、記者は小型カメラつきの「ハイテク耳かき」で掃除してもらうのだが、数十年に渡って、溜めに溜めたおぞましいまでのご自分の「耳●●」を目の当たりにし、かなりショックを受けた様子。彼自身、"The
sight that greeted us was truly horrible. I'm not sure I can do
justice to just how bad it was. Let's just say it looked like someone
had left a pile of old bag of beans sitting there in my ear canal."と言っている。
「新しもの好き」「ハイテク好き」な日本人の生活の一面を面白おかしく切り取ったレポート。これを聞いた後、風呂上りの日課となっていた私自身の耳掃除は、普段より念入りだったのは言うまでもない。
twizzle: twirl; spin
cotton bud:綿棒(BrE、AmEだとcotton swabやQ-Tipが普通)
「自爆テロリスト」への誘い文句
"Look, you have a wasted life ahead of you. You're not going
to achieve anything. You can do something honorable by committing
this act of suicide terrorism."
豪放送協会(Australian Broadcasting Corporation, ABC)の医学番組"All
in the Mind"の4月15日放送分"The psychology of terrorism"で出てきた台詞。テロリストグループが、貧困に喘ぐ若者やテロで家族を失って悲嘆に暮れる遺族を自爆テロのメンバーに育てるべく誘うときの文句。世界各地の刑務所に収監されているテロリスト(容疑者)たちにインタビューした記者の話は必聴。インタビューを受けた彼らが口を揃えて言うのは、「話を聞いてくれて有難う」という感謝の言葉だそうだ。そこからテロ撲滅のために見えてくるものが。
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